TK の記事
2013年12月14日(日本時間15日)FreeBSD 10.0-RC2がリリースされました。
以前の記事でも書きましたが、正式版のリリースも秒読み段階に入りました。
FreeBSDの公式サイトによると、
- 12月21日 RC3のビルド開始
- 12月28日 リリース版のビルド開始
- 1月2日 公式リリースのアナウンス
という予定のようです。
WEBサーバ関連のシェアではLinuxにやや押され気味のFreeBSDですが、質実剛健さにはやはり定評があり、根強い人気があります。
Linux陣営もただ見てるだけではなく、RedHat Enterprise Linux(RHEL)7.0 BETA-1が公開されプレビューできる状態になっています。
来年はビッグネームが揃ってのメジャーアップデートとなり、もう胸がドキドキです。
さぁ〜って、どのサーバを実験台にしようかなぁ…。
なんて冗談です。しばらくは自分の環境で試してみます。
あ…。そういえばFedora20もbeta版でてますね。
やばい、ハードディスクが足りなくなる!!!
今更ながら自宅のPCにWindows7をインストールしています。
以前買ったノートPCに付属していたWindows7なのですが、1回も起動することなくハードディスクを入れ替えてLinuxで使っていました。
さすがにもったいないなと思い、自宅の仮想PC(VirtualBox)にインストールしてみました。
Home Premiumだけど自宅で使う分には充分かな?
OS本体はさくさくっと完了。
続いてWindows Updateをやってみると…。
うひゃ、いい感じに溜まっています。
Windows8.1に比べればかわいいもんですが。
それでも、InternetExplorerやService Packをインストールしていると結構時間がかります。
さらにService Pack適用後に200MBの更新が…。
セットアップの時間的にはLinuxの方が早そうです。
しかし、リリースから少し時間のたった安定版は安心できますね。
最新版OSでの動作確認は他の機械にやらせます。
そういうわけで仮想環境にWindowsが入ったのでこれからは、他のOSと同じ条件でがっつり比較ができます。
もう、楽しい楽しい。
「本物のプログラマはPascalを使わない」
1980年代に作者不祥のまま広まった「怪文書(?)」です。
少し(かなり)逆説的、自虐的ネタが含まれているので、すべてを鵜呑みにするのは危険です。
その中の一節をかいつまんでいくつかご紹介しましょう。
プログラマの方には多少は身に覚えがあるのでは?
〜ここから引用〜
- 本物のプログラマはリスト処理をFORTRANで書く。
- 本物のプログラマは文字列処理をFORTRANで書く。
- 本物のプログラマは簿記を(気が向いたら)FORTRANで書く。
- もしFORTRANで表現できないならアセンブリで書く。無理ならそれはやる価値がない。
- 本物のプログラマは、プログラムにコメントを書かない。プログラムコードがすべてを教えてくれる。
- 作業スケジュールに余裕があれば最初のうちはどうでもいいが面白いところをやって気分を盛り上げて、最後の週に50時間ぶっ通しの作業を何度かやって挑戦的なものにする。これは上司を感心させるだけでなく、ドキュメントをかかない理由にもなる。
- 本物のプログラマは保守の人間にドキュメントを書かせて、自分はプログラムだけを書く。
- 本物のプログラマは9時から17時は時間通りに働かない。もちろん17時から5時までは別。
〜引用ここまで〜
作者がFORTRAN大好きなのはわかります。
実際同じgccコンパイラでもCより高速で動くこともありますし。
でも私はPascalが大好きです。
たまにSQLのストアドプロシージャを書くときにPascal(ALGOL)チックな記法があると、ついニヤけてしまいます。
begin〜end バンザイ。
で、WEBの開発現場ではPascalなんぞほぼ使う機会はないわけですが…。
2013年11月5日 FreeBSD 10.0-BETA3 がリリースされました。
今月中にFreeBSD 10.0-RELEASEが公開されるかもしれません。
GPLフリーへの見通しがついたと公表されて約2年。
OSを作るのは大変なんだとしみじみ思います。
「GPLとはなんぞや」って話になりますと、要約すると誤解が発生しそうですし、詳しく言うと本1冊ではすまなくなりそうなので割愛します。
私自身コピーレフトに反対するわけではありませんが、なんとなくたまには人の家のご飯が食べたくなってしまうような気分でFreeBSD 10.0-BETA3 をつまみ食いしてみました。
例のごとくOS本体はさくっと入りました。
サーバ用途ならばそこから必要なミドルウェアを入れていけばOKなんですが、今回はデスクトップ環境を作ってみようと思っています。
FreeBSD 10.0の目玉の一つがGPLフリーなわけですが、デスクトップ環境を作ろうと思った瞬間にほぼ台無しです。
GNOMEはがっつりGPLですし、KDEもQt関係が絡んでくるとややこしくなります。
遊びなのでいいんですが。
多分魔が差したと思うんですが、バイナリパッケージのpkgngを使わずに、ソースコードからコンパイルするportsを使ってしまいました。
VirtualBOXのウィンドウでコンパイラが昨日からごりごり動きっぱなしです。
仮想PCなので、途中で停止して「続きは明日」ってこともできそうなんですが、さすがにちょっと怖い。
そういうわけで、まだ画面のキャプチャが取れません。
あぁ…コンパイラがエラー吐いて止まりました。
原因探ってきます。
それでは。
数ヶ月以内にRed Hat Enterprise Linux 7(以下RHEL7)のリリースがありそうな感じです。
RHEL7はFedora17〜19の機能が取り込まれ、かなり大規模なアップデートになるかと思います。
サービスの起動停止がinitスクリプトからsystemdに変更されるのが、サーバの維持・管理にとって最も大きな変更ではないでしょうか?
Fedora17をインストールした際に、init.dのディレクトリがすっからかんになってたのにはちょっと焦りました。
データベースもMySQLからMariaDBに変更されそうな感じです。
データベースの変更に関しては、プログラム関連もそうですが、ライセンスの違いが大きいかと思っています。
MySQLは商用版とコミュニティ版のデュアルライセンスになっており、MySQL自体をパッケージの一部として販売しようとすると、商用ライセンスが必要になります。
それに対しMariaDBのライセンスはLGPLとなりMySQLよりも自由な活用が期待されます。
もっとも個人的にはBSD風ライセンスでより安定的なPostgreSQLの方が好きなんですが…。
アップデートの内容についで気になるのが、RHELのクローンをリリースしている他のディストリビュージョンの動向です。
CentOS、Scientific Linux、Oracle Linuxあたりが特に気になるところです。
Oracle LinuxはOracle Databeseに最適化するためか、ちょこっとカーネルをいじってくるので、Oracle Databaseを使う場合以外は、あまり使いたくありません。
RHEL6の時はCentOSがちょっと出遅れた感はありますが、急いでバグだらけのものをリリースされるよりも、しっかり安定したものでリリースして欲しいところです。
そうなると、クローンOS勢が台頭してくるのは来年の中頃でしょうか。
まぁ、ミッションクリティカルな用途にメジャーアップデート直後のOSなんて怖くて導入できませんが…。
そういえば、消費税アップが確定しましたね。
事前にある程度自動化しておくとしても、アップ当日はきっと寝れないような気がしています。
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