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社員ブログ

解体されてゆく

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ここ一年、熊本地震の影響でしょうか。
壊れた建物や解体される民家を見る機会が多く、また普通の光景になっていました。もちろん自宅、会社の近くにも、壊され、更地になっていった住宅があります。

そんな民家の解体は、大抵1~2日で終わっているようです。そして不思議なもので、毎日通っていた道にあった建物でも更地になった跡では、そこにどのようなものが建っていたのか思い出せない。
何だか情けないような複雑な気持ちに度々なっていました。

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そんな中で、通勤途中にある大型集合団地の解体には、また別のとても心惹かれるような不思議な気持ちを抱いていました。広大な土地に大きな建物、多くの人々が長年暮らしていた建物だったモノ。まるで映画のような、空想のモノを見るような感覚と哀愁のような感情でした。

そしてつぶやくのです。『軍艦島を見に行きたい感覚がわかるわー』と。
まぁ、実際に行くには少々ハードルが高いと感じています(乗り物酔いが激しいので…)。

その一帯はカバーに覆われていますが、広い敷地なので、奥の棟の解体具合は確認することができます。次々に解体されて行く光景を毎朝、横目で確認していく。なんとも興味深く、可能なことならまじまじと見たり、写真に収めたい、と毎回思ってしまいます。

この解体、やはり何棟もの団地を取り壊すため、長期間の工事。
数か月間、この変化を見つめています。